イ・ジュンギ、イ・ムンシク主演の映画『フライ・ダディ』が4月21日に日本全国で公開される。

 『フライ・ダディ』は強い高校生のコ・スンソク(イ・ジュンギ)が、平凡で小心者の中年サラリーマン、チャン・ガピル(イ・ムンシク)と偶然出会い、これが後に互いの人生を一変させる運命の出会いとなっていく、というヒューマン・ストーリー。在日韓国人作家の金城一紀の小説が原作の日本映画『フライ、ダディ、フライ』の版権を輸入して製作されたもので、韓国内では06年夏に公開され、話題を呼んだ。

 イ・ジュンギはこの映画で、「『王の男』のイメージから脱却したかった」という。ボクシングなどのシーンがあったが、体力的な問題よりも役のイメージをつかむのが大変だったといい、映画の中でスンソクが読んでいた『チェ・ゲバラ評伝』ほかさまざまな本を読み、役作りをしたとのこと。一番大変だったのは、ロッククライミングのシーンで、その理由は高所恐怖症だからだそうだ。

 『フライ・ダディ』は4月21日、シネマート新宿、シネマート六本木ほか日本全国ロードショー公開。同映画の日本版イメージソングはロックバンド「GRAPEVINE」が手がけることになり、映画を盛り上げる。

 また、同時期に日韓合作映画『初雪の恋~ヴァージン・スノー』も公開されるため、今年のゴールデン・ウィークはイ・ジュンギ旋風が巻き起こりそうだ。

東京=野崎友子通信員

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