1960年代に北朝鮮に亡命した4人の元米軍兵士を扱ったドキュメンタリー映画、「青い目の平壌市民」がハリウッドで長編劇映画としてリメークされる。

 世界的な映画専門誌「スクリーン」最新号によると、英国のダニエル・ゴードン監督が演出し好評を博しているこの映画を米国で活動しているEピクチャーズのポール・リー代表が再びプロデュースすることになった。「JSA」のハリウッド版リメークを演出したデビッド・フランゾーニ氏が監督を務める。デビッド・フランゾーニ氏は「グラディエーター」で米国アカデミー賞と英国アカデミー賞を受賞した脚本家でもある。しかし現在のところ具体的な制作や公開の時期などは明らかになっていない。

 「青い目の平壌市民」は1960年代初期に非武装地帯から北朝鮮に渡った4人の元米軍兵士が主人公だ。北朝鮮に住む二人の生存者がナレーション形式で自らの人生を語る。すでに釜山国際映画祭などで上映されており、好評を博している。

 この映画はヨーロッパフィルムマーケット(EFM)から米国の配給社に版権が移され米国で公開される道が開けた。

 ダニエル・ゴードン監督は北朝鮮のマスゲームに参加する女子中学生や、1966年のワールドカップでベスト8に進出した北朝鮮サッカーチームを素材としたドキュメンタリーなどで有名だ。

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