イ・ジュンギ主演のドラマが、韓国で初めて国家情報院(NIS)内部で撮影された。

 今年上半期に放送予定のドラマ『犬とオオカミの時間』で主人公を演じるイ・ジュンギは先月、国家情報院の協力を得て、国家情報院でポスター撮影を行った。

 『犬とオオカミの時間』は、国家情報要員スヒョン(イ・ジュンギ)とミンギ(チョン・ギョンホ)が、マカオの犯罪組織を相手に死闘を繰り広げるアクションドラマで、韓国で初めて国家情報院の全面協力を得て制作される。

 最近、ポスター撮影を終えたイ・ジュンギ、チョン・ギョンホ、ナム・サンミなどの主演俳優は、国家情報院での撮影の前に、身元調査などを徹底して受けたという。事前に個人情報に関して詳細を報告したうえ、保安誓約書も提出したほか、携帯電話まで情報院に預けるという厳格なチェック体制の下、撮影に臨んだ。

 またスタッフ全員も保安誓約書を提出し、撮影機材や衣装、小道具、撮影車に至るまですべて厳しい審査を受け、入館したという。

 同ドラマ関係者は「国家情報院での撮影には、厳格な審査を受ける必要がある。今後も同情報院の協力を受けながら、撮影を続けていくつもりだ」と話した。

 今回のドラマでイ・ジュンギは、犯罪組織に潜伏して秘密捜査を行う国家情報要員スヒョン役で登場し、事故の衝撃で恋人の存在まで忘れ、犯罪組織のナンバー2にまで昇りつめるキャラクターを演じる。またクールな反面、人間的な優しさにあふれる国家情報院のエリート要員役にはチョン・ギョンホが、スヒョンの恋人ソ・ジウ役にはナム・サンミがキャスティングされている。

 放送局については現在交渉中で、今年6月の放送を目標に制作が行われている。

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