100作を超える映画が制作されたにもかかわらず、黒字となった映画が少なく、一部で「映画危機論」がささやかれた昨年、韓国映画の観客動員数が過去最高となった。

 CGVは9日、昨年一年間の累計観客動員数が、ソウルで5093万6700人、全国で1億6674万3766人を記録し、5年連続で1億人を突破したことを発表した。2000年以降、毎年10%の伸び率を見せていた映画観客数が、2005年には若干落ち込みを見せたものの、昨年06年には14.6%の増加率となった。

 2006年は韓国映画『グエムル-漢江の怪物-』『王の男』『いかさま師』『マイ・ボス・マイ・ヒーロー2』が、上位1位から4位を占めたほか、韓国映画のシェアはソウルで60.0%、全国で64.7%となった。また、上位20位までのうち14作が韓国映画で、300万人以上の観客動員数を記録した映画11作のうち、8作が韓国映画だった。

 韓国映画の中でも、ドラマやコメディーなどの作品が上位につけたのに対し、外国映画では、韓国映画が相対的に弱いファンタジーや、アクション映画の健闘が目立った。

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