1回当たり2500万ウォン(約311万円)の出演料を支給したMBCドラマ『キツネちゃん何してるの』がここ3年間放送されたドラマのうち、出演料が最も高かったドラマであることがわかった。

 26日、国会で行われた韓国放送公社(KBS)と放送文化振興会に対する国政監査で、国会文化観光委員会所属の盧雄来(ノ・ウンレ)ウリ党議員は、MBCが司会者には1回当たり900万ウォン、演技者には1回当たり2500万ウォンまで出演料を支給したと指摘した。

 盧議員に提出された資料によると、MBCは『無限挑戦』(ユ・ジェソク司会)と『キツネちゃん何してるの』(コ・ヒョンジョン出演)にそれぞれ900万ウォンと2500万ウォン、KBSは『ハッピートゥゲザー』(ユ・ジェソク、イ・ヒョリ出演)に800万ウォンという最高額を支給している。

 盧議員は「この3年間で制作費が10位以内に入った番組を見ると、KBSは平均出演料が制作費の内の63.3%、MBCは41.1%にまで上昇し、制作条件が悪化している」と指摘した。

 また、「韓国放送演技者協会の資料によると、韓国の放送演技者の60%以上が2000万ウォン以下の年収を受け取り、1000万ウォン以下の人も47%におよぶなど、両者の格差があまりにも大きい」とし、「視聴率第一主義の傾向が強すぎるのではないか。公開採用制度の導入により、制作費を減らしたものの、現在、芸能事務所で芸能人を管理することにより、放送業界の環境が悪化している」と苦言を呈した。

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