金曜日以外、毎日放送されている地上波テレビの時代劇が、週末に一斉に再放送されている。

 MBCの月火ドラマ『朱蒙』とKBS2の水木ドラマ『黄真伊』がすべて週末に再放送されているため。それだけではなく、週末ドラマのKBS1『大祚栄』、SBS『泉蓋蘇文』まで、すべて週末に再放送されるため、週末のテレビ番組は時代劇一色に染まっている。

 ここにMBCは毎週土曜日『宮廷女官チャングムの誓い』まで再放送し、まさにテレビは時代劇天下の状態だ。

 実際、21日に地上波3社で放送された時代劇の編成時間は、2話ずつ再放送された『黄真伊』と『泉蓋蘇文』、1話ずつ再放送された『大祚栄』と『宮廷女官チャングムの誓い』、そして正規の放送では『泉蓋蘇文』と『大祚栄』を含め、計8時間におよんだ。

 日曜日の22日にはMBCで『朱蒙』が2話再放送され、正規の放送を含め計4時間時代劇が放送された。これを合わせれば週末だけで計12時間の時代劇が放送されたことになる。

 週末にドラマが再放送されるのは、一種の慣例的な編成だ。しかし地上波テレビ局が保有しているケーブルで、該当のテレビ局のドラマがすべて再放送される最近のこのような編成は安易ではないかという指摘があがっている。

 再放送は新しい番組を制作しなくてもある程度の視聴率が保障されるため、テレビ局の立場では最も楽な方法だ。実際、視聴率調査機関のTNSメディアコリアによると、21日に再放送された『黄真伊』は8.1%と9.6%、『泉蓋蘇文』は3.8%と3.9%、『宮廷女官チャングムの誓い』は5.9%の視聴率を記録した。

 しかし視聴者の立場ではドラマの再放送の編成はチャンネルの選択権をなくすことにしかならない。ケーブルテレビの活性化に危機意識を感じている地上波テレビ局は、この問題について真剣に考えてみるべきだ。

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