美女スター、イ・ナヨンが6年間続いていた興行ジンクスを破った。カン・ドンウォン、ソン・ヘソン監督との純愛映画『私たちの幸せな時間』でだ。

 2000年の映画『天士夢』の女戦士役でスクリーン・デビューを果たしたイ・ナヨンは、その後『Who Are You?』『英語完全征服』『顔見知りの女』、そして今月14日公開の『私たちの幸せな時間』という計5本の映画に出演している。だが『私たちの幸せな時間』までは2003年のラブコメ映画『英語完全征服』の95万人動員が最高で、イ・ナヨンの出演作には100万人を突破した作品は1つもなかった。

 しかし、カン・ドンウォンと共演した『私たちの幸せな時間』は、公開第1週の週末で100万人動員を軽々と達成、「興行女優イ・ナヨン」が誕生した。『私たちの幸せな時間』は公開11日目の24日までに全国で205万人以上を動員、イ・ナヨンのかつての最高興行記録を2倍以上更新した。

 『勝手にしやがれ』『アイルランド』など、「通」には人気で、好評ながらも視聴率では伸びなかったドラマもあり、映画・テレビともこれまで目立ったヒットは飛ばせなかったイ・ナヨン。関係者もイ・ナヨン自身プレッシャーがかなりあったと話している。しかし、今回の『私たちの幸せな時間』のヒットで、「微笑の天使」と呼ばれるイ・ナヨンはさらに明るい笑顔になれるだろう。

 純愛映画で最多スクリーンの520館で上映されていることでも話題の『私たちの幸せな時間』は、秋夕(秋の連休シーズン)の期待作が多数公開される9月末を過ぎ、秋夕連休の10月まで興行に拍車をかけるものと予想される。『私たちの幸せな時間』で興行ジンクスを破ったイ・ナヨン。彼女の興行最高記録がどこまで伸びるか、関心が注がれている。

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