昨年末頃から小型トラックを改造した寿司の屋台が登場し、最近は市内のあちこちで目につくようになった。

 屋台寿司の魅力は何といってもその安さ。10個の寿司が並ぶ1皿が3500ウォン(約420円)程度と、高級日本料理店はもちろん、比較的安い回転寿司よりもはるかに安い。簡単にその場で食べたり、テイクアウトもできる。

 もちろん、美味しさに感激するほどの寿司ではないものの、高級な寿司はなかなか食べられない庶民にとっては、値段に比べ満足度の高い寿司であるといえるだろう。




 地下鉄ナクソンデ駅の1番出口を出て舍堂洞の方向に150メートル程歩くと、道の途中に小型トラックが止まっているのが目に付く。「寿司」とかかれた丸い提灯がトラックの両側にぶら下がっている。トラックの中では2人の男性が休みなく寿司を握っている。トラックの前は寿司を食べる顧客で賑わっていた。テイクアウトを頼む顧客も多い。立って食べているのは20代が多く、テイクアウトは30代以上が多いようだ。

 「盛り合わせ」(3500ウォン)を注文してみた。ネタは新鮮で寿司飯は固さも酢加減もちょうどよい。ネタはタイ、サーモン、エビ、イカ、メバチマグロなど、その時々で変わる。刺激の強い味が好きな人はソース(アボガド、ウナギ、卵、チーズ、イチゴなど)やトッピング(ゴマ、とびっ子、粉アーモンド、粉チーズ、かつお節など)を追加することもできる。ソース1種とトッピング3種で500ウォン追加。


 「ミニうどん」(1000ウォン)と寿司5個入りのセット「チョウセット」(2500ウォン)も人気メニュー。とびっ子、アボガド、エビを海苔で巻いた巻物(2本)は1000ウォン。シーチキンサラダ、カニカマ、とびっ子の巻物が一番人気があるという。

 「寿司祝祭」は日本料理店で10年間板前をした経歴を持つシン・グァンソンさんが社長だ。シンさんは「韓国に初めて寿司を紹介した」と自負している。昨年11月、ナクソンデ駅前から始まった「寿司祝祭」は、現在、ソウル大学入り口、新林ロータリー、麻浦区、聖水洞、京畿道光明、大邱などに11の店舗を持つフランチャイズにまで成長した。




 約10年間日本料理店で板前をしてきたチョ・ギファンさん(35)とパク・チュンイルさん(32)が今年3月にオープン、城南地域で人気を集めている。城南セーブゾーン前で午後7時から営業を開始し、11時頃に銀行市場ロータリーに移動し、午前1時頃まで営業している。寿司祝祭と同じように、寿司は手で握る。その時々で変わるネタはヒラメ、タイ、エビなどで、とても新鮮だ。

 7個入りが3000ウォン、10個入りは4000ウォン。脂の乗った部分だけを使った特製寿司は5000ウォンだ。カリフォルニアロール(4000ウォン)が一番の人気メニューだという。

 とびっ子、ツナ、キムチを使った巻物は1本500ウォン。讃岐うどん(2500ウォン)を一緒に注文して分け合って食べているカップルが多かった。




 ソウル冠岳区新林3洞ウリム市場の一角、貧民街から大規模なマンション団地に変身したナンゴク地区に入る道の途中で主に店を出している。社長のイ・ヒウンさんは「90%以上がテイクアウト」とし、「会社の帰りに寄って買っていくお父さんが多い」と話す。家族と一緒に食べるのか1セット(3500ウォン)より3セット(1万ウォン)を買っていく顧客が多いという。スズキ、サーモン、イカ、貝などネタはそのときどきで違う。

 この店は手ではなく機械で握るのが特徴。注文が入ってからスイッチを入れる。ネタは新鮮だが機械で握っているため、寿司飯はポロポロ崩れ、酢が足りないのか味が薄いような印象だった。




 この屋台は寿司だけではなく、刺身まで食べることができる。水槽付きの1トントラックだ。この水槽の中にヒラメなどの魚を入れ、気に入った場所が見つかったら車を止めて店を開ける。車が揺れても割れないよう、アクリルで作ったT字型の水槽を考え出し、特許まで取得したという。トラックの中には冷却機、紫外線包丁消毒機、発電機といった施設が整っている。社長のチョ・ソンウさんは「1日に売れる分だけの魚しか水槽に入れないので、新鮮さには自信がある」と話す。刺身盛り合わせ3万ウォン、ヒラメ小8000ウォン、大1万ウォン、ナマコ、アワビは1万5000ウォン。寿司は10個セットで6000ウォンだが、活魚を使っているせいか、寿司飯と一体化していない印象。午後6時から翌日午前4時まで、主にソウル麻浦駅の2番出口を出てハンファオーベリスクの裏にある公園付近で営業している。

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