韓国最高の興行記録を樹立した映画『グエムル -漢江の怪物-』(ボン・ジュノ監督)が、日本のアニメを盗作したとしてネチズンの間で論争が巻き起こる中、日本の輸入会社側は盗作疑惑については再考する必要はないという反応を見せている。

 配給元の「チョンオラム」のある関係者は、4日午後に行われたスターニュースとの電話インタビューに対し、一部のネチズンらが指摘している『グエムル』の盗作疑惑について、日本の輸入会社「ハピネット」側は全く問題になるものではないという反応を見せているとし、語った。

 この関係者の話によると、『グエムル』が盗作したと指摘されている日本アニメ『WX 機動警察パトレイバー』は、日本でも広く知られたアニメシリーズの一つだ。『グエムル』との比較対象にされている「廃棄物13号」編も同様だ。

 ハピネット側は「こんなに有名なアニメと似ているのなら、投資・配給を決める段階でわれわれが把握できないはずがない。盗作ならば、初めから投資・配給はしないだろう」とし、自信をのぞかせた。

 ハピネットはまた、「怪獣モノの映画作品が発達している日本でこのような映画作品を輸入する際には、類似性を確認するのは基本中の基本だ。もし盗作の疑いがあったならば、われわれがまず気づいていたであろうし、全く問題になるものではない」という立場を見せた。

 『グエムル』は、シナリオとキャラクターデザインをハピネットに470万ドルで輸出し、今月2日に角川ピクチャーズの配給により、日本全国250の映画館で一斉に封切られた。

 チョンオラムの関係者は「日本側でまず元ネタと指摘されているアニメを直接見れば、『グエムル』と似ているなどという反応は決して出てこないはずだと自信を持っていえる。われわれとしても、盗作疑惑はハプニングのひとつに過ぎないと思っている」とし、盗作疑惑に関して公式的な立場を発表する考えはないと語った。

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