国内1000万人の観客動員を記録した映画『グエムル-漢江の怪物-』(監督:ポン・ジュノ、制作:チャンオラム)が、アジアに次の舞台を移している。

 『グエムル-漢江の怪物-』は、香港で『韓流怪嚇-漢江の怪物』というタイトルで、今月24日から公開される。これに先駆けて、今月8日に香港国際映画祭で同映画が上映された際には、チケットが売り切れ続出となったほか、映画上映後には観客が一斉に立ち上がり拍手を送るなど、爆発的な反応を見せた。

 台湾では『駭人怪物(人を驚かせる怪物という意)』というタイトルで、9月2日から公開される。台湾のメディア各社は、韓国での同映画の興行記録やコンピューターグラフィックスなどについて詳しく紹介している。

 9月2日から公開される日本でも反応は熱い。ポン・ジュノ監督とソン・ガンホ、パク・ヘイル、ベ・ドゥナなど主演俳優たちは、7月31日に日本を訪問し、プロモーションを行った。日本は怪獣映画の元祖の国だけに、怪物キャラクターやコンピューターグラフィックスの技術に注目、そして韓流スターに依存しない新しいアプローチ手法や社会的メッセージなどについて高く評価した。

 日本では、韓国語の発音(怪物=グエムル)をそのままを生かして、映画のタイトルを「グエムル」とし、サブタイトルとして「漢江の怪物」を加えた映画名で公開する。

 またタイとシンガポールでも9月7日に公開される予定だ。

 『グエムル-漢江の怪物-』が、アジア全域を飲み込みながら、果たしてどのような結果を見せるかに注目が集まっている。

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