キム・ギドク監督が長い沈黙を破った。そして(自身の国内での映画公開は)今回が最後と改めて強調した。

 キム監督は7日、ソウル鐘路のスポンジハウスで開かれた新作映画『時間』の試写会に出席し、自身の思いを語った。キム監督は「昨年公開された自身の映画『弓』は、一週間も経たないうちに国内上映が打ち切られた。その際、新作『時間』については国内で公開しないでおこうと決心した」と打ち明けた。

 また「では今回『時間』をなぜ国内で公開することになったかというと、外国に同映画を輸出したのと同様に、韓国も『時間』を輸出する1つの国と考えたためだ。これまで映画『うつせみ』『Samaritan Girl サマリア』など自身の作品は、海外20カ国以上に輸出されてきた。米国で自分の映画が公開される際、プロモーションに参加するのと同様の気持ちで、今日の(国内)記者会見にも出席した」と話した。

 キム監督は続けて「ひょっとすると『時間』が、国内で上映される自分の最後の作品になるかもしれない。このような自分の発言が、多くの人から脅迫や不満の訴えと捉えられるかもしれない。しかし今後、釜山映画祭をはじめとした国内映画祭には一切自分の作品は出品しないつもりだ。このような自分の決意が、自分自身で壁を作っているということはよく認識している。ただ国内での不振問題が克服できなければ、自分は映画監督としてこれ以上やっていけない」と訴えた。

 今年チェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で開幕作品として上映された『時間』は、時間の経過と共に変化していく愛情とそれを守るために整形手術という究極の方法を選択することになる男女を描いたストーリーで、ソン・ヒョナとハ・ジョンウが主役を演じた。

 また「最近公開され、興行記録を加速的に伸ばしている映画『グエムル-漢江の怪物-』についてどう考えるか」との報道陣からの質問に対し、キム監督は「韓国映画の水準と韓国の観客水準がうまく合致して、最頂点に達した現象と見る。この見方は、否定的でもあり肯定的な意味合いを持つ」と話した。

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