チェコで行われている第41回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のオープニングを飾ったキム・ギドク監督の映画『時間』が大絶賛され、一般試写会で全席売り切れとなっている。

 個性あふれる作品で世界的に評価されているキム・ギドク監督の13作目『時間』は、時がたてばたつほど色あせる愛の姿と、それを乗り越えるため整形手術という極端な方法をとる男女の物語。韓国映画としては初めてカルロヴィ・ヴァリ映画祭のオープニングを飾り、海外で初公開された。

 開幕式での上映で絶賛された『時間』は、その後、爆発的な反響を呼び「予定されていた一般試写会で全席売り切れとなるなど、熱い人気を博している」 と、映画祭に同行した関係者は語っている。映画祭に出席したキム・ギドク 監督、主演のハ・ジョンウ、ソン・ヒョナは2日、「韓国映画の夜」イベントにも出席、各メディアとのインタビューを行った。

 韓国では公開の見通しが立っていなかったため、多くの映画ファンに惜しまれていた『時間』だが、今月8日にスポンジの配給で公開されることになった。 同作はすでに海外30数カ国との版権契約を交わし、カルロヴィ・ヴァリ映画祭に続きカナダで開かれる2006トロント映画祭のビジョン部門に進出することになっている。

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