SE7ENが、現在自身が所属している事務所YGエンターテイメント社と、契約金を受け取らず4年間の再契約を結んだことから話題を集めている。

 YGエンターテイメント社は、23日「SE7ENは契約期間がまだ1年残っているにもかかわらず、早くも再契約の意志を表示し、4年間の延長契約を結んだ」とし、「SE7ENは契約金を一切受け取らなかった」と話した。

 YGエンターテイメント社によると、今回の再契約はSE7ENの方から最初に提案したという。普通、契約期間が切れる時期に、所属事務所の方から歌手に対し、再契約の意志を確認することが一般的だが、SE7ENの場合、まだ契約期間が残っているうえに、まず自分から事務所の方へ再契約を申し出たことが、極めて異例なことといえる。

 YG側は「音楽市場が最悪な状況にあるため、株式を上場している芸能事務所が、短期間での自社株価の釣り上げをねらい、人気歌手を獲得しようと高額の契約金をちらつかせてスカウトするケースが多い中、SE7ENが、契約金を一切受け取らずに延長契約を結んだのは、業界でも異例なことだ」と話した。

 SE7ENは現在、日本をはじめ香港・台湾・中国などアジア全域で高い人気を得ているほか、米国進出も目前に控えているため、再契約の契約金は少なくとも50億ウォン(約5億9000万円)は必要と言われている。

YGエンターテイメントのイ・ジウン理事は「SE7ENがまだ契約期間が残っている現時点で、YG側に再契約を申し出たのは、フィソンが突然オレンジショック社に移籍した直後のことだった」とし、「これまで10年間、事務所所属の歌手たちと厚い義理人情を培って仕事をしてきたYG社のヤン・ヒョンソク理事が(フィソンの移籍で)心を痛める姿を見て、SE7ENの方からヤン理事に再契約の話を切り出したようだ」と説明した。

 所属事務所側が、SE7ENに再契約の期間について希望を尋ねると、SE7ENは「自分の名前はSE7ENだから、7枚目のアルバムまでにしましょう」と機転のきいた言葉で答えたという。これまで3枚目のアルバムまで発売したSE7ENは、今回の再契約により7枚目を発売するまで、YGエンターテイメントに所属し活動を行うことになる。

 再契約の翌日、ヤン理事は、SE7ENの義理に対する感謝の気持ちとして、SE7ENの両親に自身が所有するYGエンターテイメント社の株券の一部をプレゼントしたという。

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