キム・ギドク監督の13本目の映画で、最新作の『時間』(制作:キム・ギドクフィルム)の公開が8月に決まった。

 『時間』の韓国内版権を先日購入した映画配給会社スポンジが9日、明らかにした。

 『時間』は世界30カ国で版権が購入されたほど海外では高い評価を受けていたが、韓国内では興行性に関する懸念が取りざたされ公開の先行きが不透明だった。キム・ギドク監督はこうした状況について「これからは韓国で私の映画を公開することは諦める。もし映画を公開したいなら輸入しなければならなくなるだろう」と、不愉快な胸の内を吐露した。

 スポンジは「作品性が認められている芸術映画を発掘して公開しようと考え、芸術映画市場の形成に努力した輸入配給会社として、今回、韓国人監督の作品の版権を購入することにした」と説明している。

 『時間』は整形手術という極端な方法で互いの愛を確認する二人の男女の物語。カルロビ・バリ映画祭のオープニング上映作として招待されるなど、海外で大きな関心を集めている。

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