28日閉幕したカンヌ映画祭で好評どころか絶賛された『グエムル-漢江の怪物-』のポン・ジュノ監督だが、その人気も急上昇している。

 「『グエムル-漢江の怪物-』はカンヌ最高の作品」と絶賛したニューヨークタイムズがポン・ジュノ作品の世界を集中分析したインタビューを27日付で掲載したのをはじめ、世界的な映画データベースIMDBの検索ランキングも上昇中だ。

 IMDBによると、28日現在『グエムル-漢江の怪物-』の映画検索ランクは3361位。カンヌ映画祭公開前の前週(21日)の1万4345位から約1万ランク上昇したことになる。今月14日は1万6347位だった。それほど『怪物』に対する世界の映画ファンの関心が高まったということだ。

 ポン・ジュノ監督も人気が上がっている。前週(21日)2万5497位だったIMDBスター検索ランキングは、カンヌ映画祭で『グエムル-漢江の怪物-』が紹介された後の28日に9046位と急上昇し、認知度が上がった。ポン監督が1万ランク圏に入ったのは、2000年のIMDB集計開始以来初めてのことだ。

 こうしたポン監督の国際的な認知度上昇は、まるで第二のパク・チャヌク監督の誕生を見るようだ。パク・チャヌク監督は2004年5月『オールドボーイ』のカンヌ映画祭コンペティション部門招待でIMDBスター検索ランキングが1万4631位(2004年4月18日)から5195位(2004年4月25日)と跳ね上がった。

 そして『オールドボーイ』がカンヌ映画祭審査委員大賞(グランプリ)を受賞した直後には1761位まで上昇。現在『親切なクムジャさん』が米国で上映されているパク監督の28日現在のスター検索ランキングは2211位だ。

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