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韓国でも“もてない君”ブーム到来? 『101回目のプロポーズ』がリメーク
数多くのドラマで、男女の出会いや別れを見ていると、ふとこんな考えが浮かぶ。「ルックスが良くなければ恋愛もできないのだろうか」日常では縁遠い美男美女ばかり出てくるドラマの主人公は、まさに非現実そのものだ。29日から放送されるSBSの新月火ドラマ『101回目のプロポーズ』は、このような点で、これまでの常識を全く打ち破った現実的なドラマだ。
この新ドラマは、1991年に日本のフジテレビで放送され、最高視聴率36.7%を記録した『101回目のプロポーズ』ををリメークした作品だ。国内では1993年に同ドラマのリメーク映画(主役:ムン・ソングン、キム・ヒエ) も公開されている。
ドラマの主人公パク・タルジェは、イベント関連の簡易舞台を設置する仕事を請け負っている。ルックス・身長・能力・学歴のどれをとってもぱっとしないうえに、性格もいたってグズでノロマで、純粋さだけが唯一の取り柄。彼の問題点は、異性に全く関心を持ってもらえないことだ。
過去13年もの間、女性たちから振られてばかりだったタルジェは、見合いするために出かけた先で、魅力的なアナウンサーのハン・スジョンと出会う。彼の見合い相手は別にいたが、その相手はダルジェを遠くから見るなりその場から逃げ出し、スジョンもまた、見合い予定の相手と行き違いになってしまい、ダルジェを見合い相手と錯覚し、話を交わすようになる。二人の関係はこうして誤解から始まったのだった。
初めスジョンは、ダルジェを避けようとしたが、自身のアドバイスで少しずつ変わっていくダルジェを見て、動揺を覚えるようになる。
イ・ムンシクは、数々の映画で個性あふれる名脇役として注目され、映画『麻婆島』『コン・ピルトン』などで主演も務めた。今回彼は、同ドラマで初めて主人公に挑戦する。相手役のハン・スジョン役は、KBS月火ドラマ『オー!必勝ポン・スニョン』で主役を演じたパク・ソニョンが演じる。