■第5話「歌姫シニョン」

 13年後の1958年。26歳になったクッキはユンジャ、キソプらと一緒に、チャン・テファの店「テファ堂」で働いていた。そのころ店はテファが病に倒れて入院し、パンに防腐剤を使わないのがあだとなり日持ちがしないとの評判に苦しんでいた。クッキはテファの手術代を工面するため、ソウル商会のファン社長に借金を依頼する。

 シニョンは夢を叶え、歌手「エレーナ」として人気を呼んでいた。新聞記事で経済主席秘書官の写真を見たシニョンは、それがかつての命の恩人ミングォンであることに気付く。

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