女優ムン・グニョンがトレードマークの明るい笑顔をまったく見せない大人の演技に挑戦した。

 ムン・グニョンは21日、日本札幌で行われた映画『愛なんていらねえよ』(監督:イ・チョルハ、制作:サイダースFNHファンコミュニケーション)の最初の撮影で、無表情な硬い表情を見せるなど、イメージチェンジを予告した。

 人気ホストと大富豪の遺産相続者との間で繰り広げられる悲しい恋物語を描いたこの作品で、ムン・グニョンは病気で視力を失い、心を閉ざしている遺産相続者リュ・ミン役を演じる。この日のロケではリュ・ミンの父親の葬儀シーンが撮影された。

 1人ぼっちになったミンの孤独を極大化するため、雪の中で撮影が行われたこの日、ムン・グニョンは無表情で涙を流すという繊細な演技を見せた。冷たい風と膝まで積もった雪など、厳しいロケだったが、寒さのために鼻や耳たぶが自然に赤くなり、さらに悲しそうに見えたと関係者は伝えた。この日は撮影がなかった男性主人公のキム・ジュヒョクは、現場で暖かいお茶を用意するなどスタッフを元気づけた。

 ムン・グニョンは高校卒業後初の作品となるこの映画でイメージを図るため、今年はじめからダイエットをするなど、着実に準備を重ねてきた。視覚障害者の演技のため、1週間に2度は盲学校を訪ねたという。

 愛を信じない男と愛に目覚めた女の物語を描いた『愛なんていらねえよ』は、7月に撮影を終え、秋頃に公開される予定だ。

ホーム TOP