ソン・イェジンが恋人役として共演した“カム・ウソン”と“ソン・イルグク”。彼女を取り巻く人間関係の不思議な「因縁」が話題を呼んでいる。

 SBS月火ドラマ『恋愛時代』に出演中のソン・イェジンは、昨年公開された映画『作業の定石』の中で恋人役を務めたソン・イルグクと全面的な“演技対決”を行うことになった。

 ソン・イルグクは今月15日から放送されるMBC月火ドラマ『朱蒙』で主役を務め、SBSで同時間帯に放送されている『恋愛時代』と2週に渡って“視聴率対決”を繰り広げる。2つのドラマはジャンルや視聴者層が異なるとされているものの、ある程度の視聴者の奪い合いは避けられない。

 一方『恋愛時代』の中でカム・ウソンは、ソン・イェジンの前夫であり、素直になれない愛情関係が続く恋人役を演じる。今はこうして“味方同志”の2人だが、わずか数カ月前には劇場で激しい対決を繰り広げるライバル関係にあった。

 昨年12月末に公開されたカム・ウソン主演の『王の男』とソン・イェジン、ソン・イルグク主演の『作業の定石』は、上映開始日がわずか1週間違いだった。『作業の定石』は、観客動員数が200万人を超える興行成績を収めたものの、韓国映画の観客動員記録を更新した『王の男』のあおりをくらった。

 カム・ウソンとソン・イルグクの関係はさらに面白い。ドラマと映画でそれぞれソン・イェジンの“前夫と現在の恋人”を演じただけでなく、映画に続きドラマの主役としても“対決”を繰り広げるという珍しいケースとなった。

 ソン・イェジンの所属事務所は「映画・ドラマ各作品で共演したソン・イルグク、カム・ウソン両氏とは特別な“縁”で結ばれているようだ。先日までは味方だった相手が次の作品ではライバル関係となり、逆にライバル関係だった相手が今度は味方となるといった経験は、しようと思ってもなかなかできないだろう」と伝えた。

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