「コミカルに変身だって?普段の私だってキム・スロに負けてませんよ」

 カム・ウソンが、映画のようなドラマ『恋愛時代』(SBS)で、コミカルで親しみのある演技を見せ、視聴者を釘付けにしている。視聴者が最も注目しているのは、4年ぶりにブラウン管に登場したカム・ウソンのビックリ変身。「劇中のドンジンが酒に酔った姿は、演技じゃありません。私のリアルな姿を再現したといっていいでしょう…フフ」。映画『王の男』で見せたカリスマ性溢れるイメージをガラリと変え、韓国の平凡なバツイチ男を演じた。『恋愛時代』は離婚してから始まる夫婦の愛の物語だ。

 カム・ウソンは、大型書店で主任として働く「ドンジン」を通じ、いつもお尻に手をやりボリボリ掻いたり、酒に酔って踊りまくるという人間味溢れる演技を見せている。

 ドラマとは正反対に、カム・ウソンは15年という長い恋愛の末にタレント、カン・ミナを妻に迎え、甘い生活を送っている。新婚のカム・ウソンにとってバツイチ男という役はちょっと酷なようだが、「芝居の中だけで可能なことだからだろうか…楽しく演じている」とし、プレッシャーには感じていないようだ。

 劇中の相手役ウノ(ソン・イェジン)とは、心とは裏腹に当てつけの言葉を浴びせ、お互いを傷つけあうシチュエーションの連続だ。まるでマフィーの法則にかかったかのように心ないことばかり言ってしまう。

 多くの誤解と感情が絡まり虚しい状況を作り出しているが、演技からにじみ出るカム・ウソンの人間的な魅力と隠された茶目っ気が交わり視聴者を楽しませているのかも知れない。




-ソン・イェジンのような娘がほしいと言ったとか?

 「カワイイじゃないですか。だけどカワイクなくてもいいです。私の娘だからなら」

-劇中オ・ユナから誘惑されているが、もし1人の女性をめぐり三角関係になったら?

 「そんなことにならないように祈ります。神経をすり減らして疲れるのは嫌ですから」

-ソウル大東洋画学科を卒業しているが、役者を選んだ理由は? 

「ただ好きだったから。実際こんなに大変だと分かっていたらやらなかったのに、と思うこともありますが。今は芝居しか知らないせいか、役者に愛着があります」

-絵も描き続けているのか?

 「今年ついにアトリエができます。これから作るんですが。ずっと先のことになると思いますが、展示会も開く計画があります」-「俳優カム・ウソン」をファンが好きな理由は? 「私は映画を見るとき、演技のうまい俳優に惹かれます。劇に完全に入っている、そんな演技。そんな演技をわたしもするからじゃないですか?」

-長い恋愛の末にゴールインしましたが…その秘訣は? 

「絶え間ない努力と愛情表現だけが永遠の愛を成功させる秘訣でしょう」

-ベビーの計画は? 

「まず1人だけでも立派に育て、2人目、3人目はそれから考えます」

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