最近、人気テレビドラマのヒロインになった女優はみんな海外出身韓国人だという。現在 MBC週末ドラマ『本当に本当に好き』や月火ドラマ『君はどの星から来たの』で田舎の少女を演じているユジンとチョン・リョウォンは、それぞれグアムとオーストラリアで育った。

 SBS『愛と野望』でミジャ役を演じているハン・ゴウンも在米韓国人出身だ。これだけではない。5月放送予定のMBC週末特別企画『花火』(仮題)のヒロイン、負け組のシン・ナラ役に抜擢されたハン・チェヨンも在米韓国人だ。

 去年50%を越える視聴率で視聴者をつかんだMBC『私の名前はキム・サムスン』のタイトルロールを演じたキム・ソナは在日韓国人で米国留学経験を持つし、SBS『マイガール』で元気でかわいい詐欺師役だったイ・ダヘもオーストラリアへ移民した韓国人だ。

 これ以外にも米へ戻ってABCドラマシリーズ『ロスト』で大人気を呼んでいるキム・ユンジン、ハリウッドで活動する映画監督との結婚を控えたキム・ミン、ヨガトレーナーに変身したチェ・ユニョン、タレントで司会者として活躍してきたハン・イェスルも在米韓国人。

 外国で育った彼女達が特に好まれる理由とは何だろうか。何よりもまず個性だ。芸能人になるための基本条件は、何と言っても身近にはいない‘独特さ’と‘神秘さ’を持っていなければならない。そういう点から見ると、外国で育ち、他とは違うムードを持つ彼女達は根本から違う。少々硬い文化や教育環境で育った韓国人とは違う言動も目を引く。相対的に自由な文化の恩恵を受けた分、表現力もすぐれているケースが多い。

 その反面、彼女達の最大の盲点はぎこちない韓国語の発音だ。長年の外国生活から不足しがちな韓国語がドラマへの感情移入を邪魔し、台詞まわしも十分でないとの批判も聞こえる。英語圏で生活してきただけに流暢な英語が長所になる場合もまれにはあるが、言葉の問題は彼女達が克服しなければならない最大の課題だ。

 しかし彼女達の活動期間は長くなっており、韓国語にもだんだん慣れると同時に、トレーニングを通じていい女優に生まれかわっている。

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