フィソンvsパク・ジョンヒョン。国内を代表するR&B歌手のフィソンとパク・ジョンヒョンがCM対決を繰り広げている。

 2人は現代(ヒョンデ)自動車の「トゥサン(日本モデル名:ヒュンダイJM)」CMの男女編をそれぞれ歌い、15秒の短い時間で視聴者たちの心に訴えかけている。フィソンとパク・ジョンヒョンの声を通じ生まれ変わったこの曲は、84年の映画『カリブの熱い夜(原題「against)』のオリジナル・サウンドトラックに収録されていたフィル・コリンズの『見つめてほしい(原題「Against All odds」)』だ。

 「男編」で流れるフィソンの声はブルートーンの映像によくマッチしている。壮大なオーケストラの伴奏とフィソンの豊かな感性がたっぷり込められたこの歌は、男性編のドラマチックなシチュエーションに哀切感を加えた。

 「女性編」のパク・ジョンヒョンは技巧に走らない洗練されたスタイルで、感覚的な映像を表現している。米国育ちで英語がネイティブ並みのパク・ジョンヒョンの発音は、思わず「誰の歌?」と耳をかたむけてしまうほどだ。

 往年のヒット曲を新世代歌手の手で全く新しく生まれ変えさせたアイデアの光るCMだ。

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