“バラードの王子”ソン・シギョンが、初の日本コンサートで大成功を収め、日本進出にあたり出足のいいスタートを切った。

 ソン・シギョンは10、11日の2日、東京中野のサンプラザホールで初の日本コンサート「ソン・シギョンFirst Live in Tokyo」を行った。

 チケットの予約販売が全席売り切れになるほど日本でも関心が高いソン・シギョンは、11日の記者会見で「日本で活動したことがないのに、こんなにたくさんのファンが来てくれるとは思ってもみなかった。たくさんの人たちが来てくれて、とてもうれしい」とし「言語が通じなくても、お互いに共感できるそれ以上の何かがある。音楽を通じてお互いに通じ合えることに感謝する」とコメントした。

 現地関係者によると、ソン・シギョンのコンサート会場は足の踏み場もないほどたくさんの観客が詰めかけ、ソン・シギョン人気の高さを証明した。

 この日のコンサートは、日本訪問の様子やリハーサル風景、そして日常の姿を収めた映像フィルムが上映されるなか、ソン・シギョンがマネジャーと共に司会を務め、自ら日本語で説明。ソン・シギョンの流ちょうな日本語にファンは驚いたという。ソン・シギョンは今回の日本公演を控え毎日日本語を勉強し、自分の思っていることを観客たちに最大限伝えようと映像フィルムの台本を自ら構想した。




 ソン・シギョンはステージで、シン・スンフンの『I Believe』、日本の有名バンド安全地帯の『あなたに』と『悲しみにさようなら』を含む自身の持ち歌やポップスなど20曲余りを熱唱し、ファンを熱狂させた。2部では所属事務所の後輩でもある歌手のナ・ユングォンが友情出演し、ドラマ『いつか楽園で!』のオリジナルサウンドトラック『私だったら』など2曲を披露した。

 観客たちは公演後、2回もアンコールを叫ぶなど、ソン・シギョンに熱い声援を送った。ソン・シギョンは公演終了後、「大好きな歌の1つ」としパク・ジニョンの『君の後ろで』を最後に熱唱し、ファンから熱い拍手を受けた。

 ソン・シギョンの所属事務所MU2エンターテインメントは「ソン・シギョンの公演を見た日本有数のレコード会社関係者からソン・シギョンのアルバムライセンス契約のオファーが相次いでいる」とし「前からオファーが入っていたが、現地で公演を見た関係者の方が積極的にオファーしてきている」と話した。

 ソン・シギョンは今後、日本でアルバムを発売するなど、引き続き日本で活動を行う計画だ。

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