キム・レウォン&チョン・リョウォンのペアとピョ・ミンス監督チーム vs ダニエル・ヘニー&ハン・ヒョジュとユン・ソクホ監督チーム vs カム・ウソン&ソン・イェジンとハン・ジスン監督チーム。

 花咲く春、上半期ベストドラマの座をめぐり『君はどの星から来たの』(MBC)、『春のワルツ』(KBS)、『恋愛時代』(SBS)の避けて通ることのできないガチンコ勝負が始まった。奇しくも3作とも同じ月火ミニシリーズとして編成され、視聴率を取り合うが食うか食われるかの戦いが待ち受けている。

 まず、6日『春のワルツ』が戦いの火ぶたを切った。


 主人公はソ・ドヨンとハン・ヒョジュだが、ユン監督はダニエル・ヘニーの高い演技力と知名度を買いダニエル・ヘニーの出番を最大限に増やし、ドラマ前半から女性ファンのハートをつかむ計画だ。早くもまた“ヘニースマイル”を見られてウレシイという女性ファンからの喜びのコメントが殺到している。

 また、四季シリーズの有終の美を飾る作品らしく、ユン監督の専売特許である美しい映像で先制した。1カ月間、オーストリア全域の秘境を隅々まで探って撮影し、海外ロケのハイライトである主人公たちがワルツを踊るシーンを前半に構成し、後半組の追撃をかわす考えだ。


 『君はどの星から来たの』は13日にスタートする。

 『春のワルツ』同様、2週間近くオーストリアで海外ロケを行い、ドラマ前半の華麗で異国的な風景だけでも視聴者の関心を集めている。一部公開されたキム・レウォンとチョン・リョウォンのドラマスチールカットは本当の恋人同士みたいだとおおむね好評で、映像よりストーリーを重視するというピョ監督のスタイルが最近の視聴者たちの期待に合っているいう自信も見え隠れする。

 ピョ監督は『ルル姫』とコ・ヒョンジョンドラマ、キム・レウォンは『こんにちは、神様』、チョン・リョウォンは『オオカミ』を作品を紆余曲折の末辞し、最終的に選んだ作品であることからベストを尽くして撮影に臨んでいるという話だ。

 『恋愛時代』は27日から三つどもえの戦いに加わる。


 1000万興行映画『王の男』のカム・ウソンと300万興行映画『作業の定石』のソン・イェジンが共演しているうえ、映画『四月の雪』(原題『外出』)の出演で一躍韓流スターの仲間入りを果たしたソン・イェジンに1話当たり2500万ウォンのギャラが支払われたということだけでも早くから話題になっていた作品。

 他の2本のドラマよりも遅れてのスタートが不利ではあるが、先行する2作が不振なら、かえって全ての視聴率をさらうことも可能であると見ている。『ゴーストママ』『彼女を忘れないで』などを演出したハ・ジスン監督のドラマデビュー作というのも鑑賞のポイント。ハン監督の夫人でピアニストのノ・ヨンシムが音楽で参加するという内助の功を発揮した。

 王者に輝くドラマは1つ。果たしてどのドラマが2006年上半期最高のドラマの座を射止め、視聴者の支持を独占するのか、注目が集まる。

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