「ハン・ソッキュ、キム・ジュヒョクが出演する『同行』は、いつ公開されるんですか?」

 韓国のインターネットポータルサイトに寄せられたあるネチズンの質問だ。

 最近、韓国の街角には『同行』というタイトルのポスターが登場した。「主演ハン・ソッキュ、キム・ジュヒョク」「2006年3月、あなたが考える真実の全ての観念を揺るがす」などのキャッチからして、間違いなく映画のポスター。しかし、インターネットや映画サイトを探してみても『同行』という映画に関する情報は見あたらない。



 6日に『同行』のホームページがオープンした後も、ネチズンの関心は募るばかり。なかには「真実を探しに行く2人の男の旅行、同行」というキャッチに対し「ひょっとして、同性愛の映画ですか?」と聞いてくる人もいる。

 ポスターからホームページに至るまで、完全に「映画のような」雰囲気を漂わせているが、実をいうと『同行』の正体は、韓国のある移動通信社の新しい概念の広告。“ニセ映画”形式のこの広告は、ポスターや現場のスケッチなど1本の映画を思わせる技法で若者の興味を引いている。

 特に、最近まで競合会社の広告に出演していたハン・ソッキュをモデルに起用、キム・ジュヒョクの勧めでハン・ソッキュが同通信社にサービスを移すという内容で構成されている。

 キム・ジュヒョク、ハン・ソッキュなど出演俳優たちは、こうした内容について一切口を閉ざしている。3月中に同通信社は、映画界のトップスター2人の俳優を率いて大々的な広報活動を展開する予定だ。

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