韓流の流れが多様化している。ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ビョンホンなど微笑みが魅了的な四天王出演のドラマ一色から脱皮し、一層多種多様になっている。

 映画『マラソン』で日本に知られるようになったチョ・スンウは、韓国で爆発的人気を呼んだミュージカル『ジキル&ハイド』で来週日本公演を行う。13日から19日まで東京ゆうぽうとホール、22日から24日まで大阪NHKホールで多重人格のジキル役で日本のミュージカルファンを魅了する計画だ。


 また、40歳を前にした俳優ソル・ギョングは、4日に公開された韓日合作映画『力道山』で本格的に日本進出した。ソル・ギョングは公開前、日本メディアの多大なる関心を集めて新聞紙上を賑わし、公開当日には東京渋谷の劇場で舞台あいさつも行った。『力道山』は在日朝鮮人のプロレスラー力道山の一代記を描いた映画だ。


 それだけではない。『冬のソナタ』『秋の童話』など韓流ドラマの母親役でお馴染みのキム・ヘスクは、50代という年齢を感じさせない若々しさで、サニーヘルスの化粧品モデルとして活躍している。

 また、現在韓国で放映中のSBS『天国の木』は、俳優や脚本家などの主要制作陣は韓国、舞台は日本という新たな試みで制作された合作ドラマ。ドラマ制作に参加した日本の配給会社角川ヘラルドは、次世代韓流スターとして『天国の木』の主演イ・ワンにいち早く目を付け、自社制作の映画『ベロニカは死ぬことにした』に出演させた。


 『天国の木』のヒロイン、パク・シネがまだ10代であるということも韓流の裾野をさらに広げることになりそうだ。

 そのうえ、7日に韓国映画最高の興行映画の王座についた『王の男』が来年初め、日本で共同配給方式で公開される予定であり、韓流の多層化、多様化現象が今後も続くものとみられる。

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