韓流スターのペ・ヨンジュンが済州の観光産業発展のために一役買う。

 ペ・ヨンジュンは「2006 済州訪問の年」を迎えた済州道の観光事業のために直接的、間接的に寄与する予定だ。

 まず、ペ・ヨンジュンが主演を務めるドラマ『太王四神記』の野外セットが済州に用意され、すでに外観も整う前から日本人観光客が多く訪れている。

 観光客らは工事現場を見学した後も野外セットの規模や内容をガイドに質問する他、後日の訪問のために近隣の宿泊施設を調べるなどの熱意を見せている。

 昨年、映画『四月の雪』への出演を通じて江原道三陟市が多大な観光収入を得たことを勘案すれば、より見所が多く長期間にわたって撮影することになる『太王四神記』の済州野外セットは、2006年の韓流観光の中心地となる見込みだ。

 また、「2006済州訪問の年」を迎え、済州のコンベンション機能を伝える目的で企画中の大型イベントに出席することも前向きに検討されている。

 ペ・ヨンジュンが大株主として参加し、間もなく発足するメディア・コンテンツ企業「KEY EAST」を通じて付帯事業も推進する予定だ。

 これについて所属事務所BOFのペ・ソンウン代表は「オファーを受けて意味あるイベントとして考えており検討している。企画段階から参加してKEY EASTを通じて事業を進める方案も検討している」と話した。

 一方、済州道はSBSドラマ『オールイン』のロケ地となった「オールイン・ハウス」に続き、済州発韓流ブームの根源地となる「太王四神記セット」の建設を積極支援し、猫山峰観光地とは別途の観光事業エリアとして開発する予定だ。

 また、多くの旅行会社は日本のペ・ヨンジュンファンを集めるために『太王四神記』の済州セットと連携した観光商品の開発に熱をあげている。

 ソウルにある某旅行会社の関係者は「これまで日本の旅行会社と連携してペ・ヨンジュンさんの所属事務所やペさんが通うジムや飲食店などを回るツアーを販売してきた。最近、『太王四神記』関連のツアーを日程に組み込んでほしいという要望が多く、新商品を開発している」と伝えた。

 江原道東海岸9市郡地域は昨年、両替実績が半分ほどに減少したが、同道三陟市は239.2%も増加するなど映画『四月の雪』によって1664億ウォンの経済効果を得た。(三陟市調べ)

 昨年2月から12月までに三陟を訪れた外国人観光客5万5241人のうち日本人観光客は4万9710人で、ペ・ヨンジュンによる観光客増加を年間20~30万人と見込んでいる済州での経済効果はこれを大幅に上回ると関係者は期待している。

 特に『太王四神記』の観光事業化には済州道だけでなく、このドラマの投資会社が積極的に参加する予定のため、特化事業が不足した三陟に比べ、より効率的に収益を上げられると期待されている。

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