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ファンの涙あふれる中、イ・ウンジュ1周忌追悼公演
「地球の反対側にいても、私たちは同じ所にいるのだからひどく寂しがらないようにしよう」
今は亡きイ・ウンジュが生前に出演した映画『永遠の片想い(原題:恋愛小説)』の台詞の一節だ。22日、故イ・ウンジュの1周忌追悼公演会場にイ・ウンジュの声が響いた。同日午後8時にソウル市の蚕室ロッテホテル・クリスタルボールルームで、故イ・ウンジュ1周忌追悼公演が厳粛な雰囲気の中で行われた。
この日の追悼公演はイ・ウンジュの映画『永遠の片想い』に登場するビデオレターとともに、ピアニスト兼作曲家イルマの演奏で始まった。
続いてイ・ウンジュが生前に出演した映画『バンジージャンプする』『オー!マイDJ』『ブラザーフッド』『オー!スジョン』『永遠の片想い』『スカーレットレター』『火の鳥』などの主なシーンが上映された。
コメディアン、チョン・ジェファンの司会で進められた追悼公演。イ・ウンジュが自らのミュージックビデオに出演していたという歌手キム・ジャンフンは『悲しい贈り物』『別離』を歌った。
キム・ジャンフンはこの日のステージで「この会場に来る時に車の中で『悲しい贈り物』を聞いていて、いつのまにか涙があふれた。私も愛する家族を天国に見送った経験がある。どうか天国で幸せになってくれるよう祈る」と語った。
また、イ・ウンジュが出演した映画『バンジージャンプする』オリジナルサウンドトラックに参加した歌手のキム・ヨヌが、同アルバムに収録された『ああ、君は美しい女性』『愛しているというそのよくある言葉』を歌い、故人を偲んだ。故人と親しかったことで知られる歌手バダは『そばにいるから』などを歌った。
バダはステージで「周りの方々は私がステージ上で泣くのではないかと心配してくださったが、今日のこのステージはむしろうれしい場だと思う。ウンジュにはもっとたくさんの歌を歌ってあげたかった。また会う時まで私はこのステージで一生懸命歌って、いつかまた会うウンジュに恥じない友達になりたい。ウンジュはいつもそばにいると思っている」と故人を思い出しながら観衆に語りかけた。
イルマはピアノ公演を終えて「イ・ウンジュさんの声を聞いたら震えがくる。イ・ウンジュさんが私の曲を演奏し、私の曲が好きだったとのことでこのステージに招待された。個人的にもイ・ウンジュさんの作品をたくさん見たし、最近テレビでも見た。イ・ウンジュさんは生前に私のコンサートを見に来れなかったが、後でチャンスがあれば見せてあげたい」と話した。
この日の司会者をかって出たコメディアンのチョン・ジェファンは「すぐにでもイ・ウンジュさんがステージに現れるような気がする。目から遠くなれば心も遠くなるという言葉があるが、この言葉も当てはまらないケースがあるようだ。ここに大勢の人々が来てくれている。目の前にウンジュさんは見えないが、ウンジュさんは私たちの心の中に共にいるだろう」と言った。
ファンの1人が故人の魂を称える追悼の言葉を読み上げ、1周忌の追悼公演を終えた。
イ・ウンジュが所属していた企画会社ナムエクタスとファンクラブが共同で主催した追悼公演には、イ・ウンジュのファンクラブ会員800人をはじめ映画『スカーレットレター』共演した俳優ハン・ソッキュも参加した。またナムエクタス所属俳優のユ・ジュンサンとホン・ウンフィ夫妻、キム・ジュヒョク、ソン・ジヒョ、キム・ガンウ、キム・ミンジョンらも参加した。