カチカチに凍りついた川と湖の上に白い雪が積もると、ワカサギ釣りを楽しむため多くの人々が集まってくる。ワカサギ釣りは恋人同士でも家族でも楽しめる冬ならではのレジャー。ピチピチはねるワカサギを釣ったり、氷の上でソリに乗ったりしているとあっという間に1日が終ってしまう。

 簡単に楽しめる釣りを楽しめる

 川釣りは忍耐と静けさが必要なレジャー。このため家族連れでの釣り旅行は難しい。しかし氷上でのワカサギ釣りは違う。釣りをしたことがない人でも簡単にできるワカサギ釣りは、特別な技術も装備も必要のなく、老若男女誰でも簡単に楽しめるレジャーだ。

 ワカサギ釣りは子どもでもできるほど簡単だが、たくさんのワカサギを釣るにはそれなりの過程とノウハウが必要だ。まず湖の氷の厚さが10センチ程度になったら錐のような道具を利用し氷に穴をあける。穴を開けた後も、少し時間が経つと穴をあけた部分に再び氷が張ってくるため、その氷を取り出す道具があると便利。ワカサギにはリール付きの釣竿よりも手巻きの釣竿が適している。釣竿が準備できたらあとは椅子に楽に腰掛け、心を落ち着けワカサギを釣りにレッツトライ!



ワカサギを誘引せよ

 ワカサギを上手く釣るためにはワカサギの移動方向を予め把握することが必要。氷の下の水の流れとワカサギが移動する経路を予想しなければならないが、初歩者はこれがなかなか難しい。もしもワカサギの経路を見つけることができなければ、ワカサギを誘引する方法で捕まえてみよう。釣竿をじっと持っているだけでなく、水の中で休みなく上下させてワカサギを誘惑する。この方法も通用しないのであれば、最後の手段を使う。ゴマのカスとミミズが交ざった餌を穴に少々まくのだ。多くまきすぎるとウグイが集まってくることになるため、少量を適量というのがこの方法のポイント。

 ワカサギが針をくわえると釣竿が軽く振動する。力一杯引き上げるとワカサギが針から落ちてしまうため、柔らかく引き上げるのが重要。見事銀色に輝くワカサギを釣り上げると、それまでの寒さも吹き飛んでしまう。



色々なワカサギ料理

 ひと口で食べられるワカサギは様々な料理法がある。新鮮な野菜と一緒に食べるワカサギ和え、サクサクの天ぷら、生きたままのワカサギを酢入りのコチュジャンにつけて食べる刺身まで、釣りたてのワカサギをその場で食べながら、釣りをするのももうひとつの大きな楽しみ。ワカサギは生臭さがほとんどないため、誰でも食べられる魚のひとつだ。


ベストスポット

昭陽湖

 昭陽湖のシンナム船着場では毎年1月末から2月はじめの間でワカサギフェスティバルが開催される。今年は2月2日から5日までの4日間行われた。冬になると300坪余におよぶ広い湖が凍り、ワカサギ釣りをはじめ、氷上サッカー、ソリ、コマ回しなど様々なイベントが開催される。

春川湖

 春川湖の周辺でもワカサギ釣りができるところが多い。普通は有料の釣堀だが、ワカサギ釣りの時だけは入場料が無料になる。

ムグク貯水池

 忠清北道陰城にあるムグク貯水池は忠清道ではワカサギ釣りで最も有名な場所。ワカサギ以外にも様々な川魚を釣ることができ、1月中旬から2月はじめまではワカサギ釣りを楽しめる。

横城ハグンジ貯水池

 江原道横城郡ウチョン面ハグン里にある2万坪余の渓谷型貯水池では、3年前にワカサギを大量に放流し、横城の代表的なワカサギ釣りスポットとして注目されている場所。素晴らしい景色と水質の良さが自慢。

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