韓国で3番目に大きい島「珍島」は宝石のような観光名所があることで有名だ。

 まずは珍島の気象台。珍島郡最高峰の尖察山の峰と同じ高さのこの気象台は、四方を遠くまで眺めることができ、珍島周辺にある多島海の風景を存分に観賞できるだろう。

 南宗画(山水の自然を水墨で詩情豊かに描いた文人画の流れをひく画派)の聖地と呼ばれる雲林山房は、季節ごとに違う素晴らしい風景を演出し、ウエディング写真の撮影場所として愛用されている場所。

 雲林山房の隣には小癡記念館(南宗画の展示館)と珍島歴史館がある。雲林山房の左にある雙溪寺にも必ず寄ってみたい。

 セバン村の近くにはセバン夕日展望台があり、夜になると日没を見に来た旅行客が集まる。ここから眺める夕日は絶景で、多島海に浮かぶたくさんの小さな島の間に太陽が完全に沈むまで、旅行客はその場を離れようとしない。

 珍島に来たら必ず寄る所のひとつがクンネ湖だ。この湖はクンネ地区の干拓事業により防潮堤道路(3.2キロメートル)が作られた後にできた人口湖で、たくさんの渡り鳥を見ることができることで有名。

 珍島は龍藏山城や南島石城など文化遺跡の豊富な場所だが、海が真っ二つに分かれる「神秘の海の道」をはじめ、海岸の風景が絶景で、真冬でも白菜や長ねぎなどが広範囲で栽培され、新鮮な“緑の饗宴”が目の前に広がる。海産物を使った全羅道式の韓定食(数多くのおかずが並ぶ宮廷料理)も美味。

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