60~70年代、ラジオで人気を博した“韓国初のDJ”チェ・ドンウク(68)さんが年齢を忘れたかのようにインターネットで新しい夢を育てている。インターネットラジオ放送『ここはソウル、チェ・ドンウクです』(www.radioseoulkorea.com)という番組でリスナーを増やし、今年5月に始まった同番組(サイト)の訪問者数は28万人余りに達した。

 ソウル瑞草洞のある事務所に設置された彼のスタジオは、さまざまな放送用機械と1万枚を超えるレコードやCDでいっぱいだ。「アメリカは既にインターネットラジオ放送が地上波ラジオ放送の影響力を超えている。今後は携帯用インターネットが普遍化し、韓国にもインターネットラジオ放送の時代が到来するだろう」

 今年に入って放送生活41年目を迎えたチェ・ドンウクさんは、アリランFMの「Golden Goodies」のプロデューサーとしても活躍しており、老いてますます盛んだ。インターネット放送は夜9時から午前1時まで収録し、24時間の間、6回繰り返し放送する。

 チェ・ドンウクさんは「最近のラジオ放送はDJと出演者のトークばかりが多く、いい音楽を選んでリスナーに紹介する努力が足りない。だから聴取率が昔ほどとれないのだ」と話す。

「95年から10年間アメリカで生活し、ポップ系の資料をたくさん集めた。以前には知らなかったことも数多く学んだ。資料を元に正確に音楽を紹介することで、私の番組は差別化を図っている」

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