俳優のチ・ジニが、中国と香港で感じた『宮廷女官チャングムの誓い』(原題『大長今』)の威力のもの凄さを語った。

 22日午後、ソウルCGV龍山で開かれた映画『Perhaps Love』の記者懇談会で、チ・ジニは自身が映画にキャスティングされたのも『宮廷女官チャングムの誓い』のおかげだと話した。

 チ・ジニは「韓国人も特別な日だけに着る韓服(ハンボク/韓国の伝統衣装)を香港では子どもたちが普段着のように着て歩いている。市場で普通に売られているほどだ」と現地の“チャングムブーム”について語った。おかげで韓国料理店は値段が高いにもかかわらず、予約をしないと食事できないほどというのがチ・ジニの説明だ。

 チ・ジニは『ラブソング』のピーター・チャン監督が自身をキャスティングしたのも『宮廷女官チャングムの誓い』のおかげだったとし、一つのエピソードを紹介した。脚光を浴びた韓流スターとして、香港で開催されたルイヴィトンのイベントに参加した当時、ピーター・チャン監督がチ・ジニの絶大な人気を実感し、それがキャスティングにつながったのだという。

 チ・ジニは「ピーター・チャン監督もまた、道が歩けないほど有名な香港のスターであるが、当時オバサンたちが監督の横を通り過ぎて私の方に走って来るのを見て“あの人は一体誰”と言ったのがまさに私だったらしい」と決まり悪そうに笑った。

 今回の映画で、トップスターになって10年ぶりに再会を果たした昔の恋人との間を結ぶ天使モンティ役を演じる。出演シーンは少ないが印象的な姿を見せたチ・ジニは、「とても運がよかったみたい」とし「全て『宮廷女官チャングムの誓い』の力だといえる」と強調した。

ホーム TOP