29日の公開を控え、チャン・ジニョン、キム・ジュヒョク主演の映画『青燕』にネチズンたちが過剰な反応を示している。

 『青燕』は1925年を背景に、韓国最初の女性飛行士パク・ギョンウォンの人生を描いた映画。現在ネチズンたちは韓国最初の女性飛行士パク・ギョンウォンが親日派の一人であると主張し、「映画を見るのをやめよう」という意見や「映画を見てから評価しよう」という意見に分かれてさまざまな議論を展開している。

 パク・ギョンウォンは2002年3月当時、「民族精気を立てる議員の会」が発表した親日派708人中、「日本による併合以降の受爵者“パク・ギョンウォン(男爵)”」となっている。

 ネチズンは現在、各種インターネットポータルサイト芸能掲示板に投稿し、パク・ギョンウォンについて「親日派だ」「親日派でない」と舌戦を展開。さらには「映画を見るのをやめよう」「映画を見て判断しよう」と意見が分かれ、具体的な根拠などを提示しながらそれぞれの主張を繰り広げている。

 パク・ギョンウォンが親日派であると主張し投稿したネチズンたちは、パク・ギョンウォンに関する新聞記事を引用、「パク・ギョンウォンは、日本帝国主義の飛行士最高の栄誉である『日満親善 皇軍慰問 日満連絡飛行』の飛行士に選ばれたりもした」とし「親日派であるパク・ギョンウォンを映画の素材に扱ったのは間違っている」と主張している。

 これとは逆に「パク・ギョンウォンは自発的親日派ではない」という意見もちらほら見られる。ネチズンらは「パク・ギョンウォンには具体的な親日行跡がない。新聞記事でたかだか親日行跡論争が起こったといっても、親日派とはいえない。また、民族問題研究所でも親日派に規定されていなかった。特に、パク・ギョンウォン自身が朝鮮人であることを否認しなかった」と意見を述べた。

 ネチズンはこうした「パク・ギョンウォン親日論争」にとどまらず、「映画を見るのをやめよう」「映画を見た後判断しよう」と意見が分かれ、舌戦を繰り広げている。

 掲示板に投稿したネチズンらは「親日派であるか、そうでないか、映画を見た後に判断しよう」「親日派であろうとなかろうと、こうした議論の余地がある人物が主人公となった映画を見てはいけない」などさまざまな主張を展開している。

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