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ボックスオフィス席巻の恋愛映画 ブーム12月も続くか?
今年下半期、韓国映画界を熱くした恋愛映画が韓国のボックスオフィスを席巻しているなか、12月もこの勢いが続くかに関心が集まっている。
『四月の雪』に始まり、『君は僕の運命』、『親知らず』、『美女と野獣』、『私の生涯で最も美しい一週間』、『クァンシクの弟クァンテ』など涙腺刺激タイプからロマンティックタイプまで、今年下半期の映画界を彩った恋愛映画は10本余り。久々の“豊作”となった恋愛映画だが、その底力を立証するかのように、ボックスオフィスでも恋愛映画が上位を占めている。
9月末に上映された催涙刺激型の恋愛映画『君は僕の運命』は300万人の観客動員に成功、韓国の恋愛映画の興行記録を塗りかえた。2人の男女の純粋な愛を描いたこの作品は「新派劇の復活」を宣言し、評論家と観客の双方からの支持を得た。特に主演のファン・ジョンミンとチョン・ドヨンの抜きん出た演技は、映画が終った後も長い間人々の話題となった。
『君は僕の運命』の後に上映されたオムニバス形式の恋愛映画『私の生涯で最も美しい一週間』もまた200万人を超える観客を動員し善戦した。老若男女7組の愛の物語を丁寧に描くテクニックは韓国版『ラブ・アクチュアリー』という評価も得た。オム・ジョンファ、ファン・ジョンミン、キム・スロ、イム・チャンジョンなどトップスターの出演も話題になった。
この他、チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、ヨム・ジョンアなどが共演した『サッドムービー』もボックスオフィス1位を記録し、リュ・スンボムとシン・ミナ主演のコミカル恋愛映画『美女と野獣』もまたボックスオフィス1位となった。恋愛映画のこのような相次ぐヒットは、今年下半期、韓国映画が16週連続ボックスオフィス1位を占める原動力にもなった。
先月23日上映されたロマンティックコメディー『クァンシクの弟クァンテ』は、この恋愛映画ブームを引き継ぎ疾走している後発走者。恋愛観が全く違う2人の兄弟、キム・ジュヒョクとポン・テギュの魅力を前面に出したこの映画は、公開6日目で100万人の観客動員を記録、今後さらなる興業が期待されている。
しかし、このような恋愛映画ブームが12月まで続くかは未知数。期待作『ハリーポッターと炎のゴブレット』とシン・ウンギョン、ムン・ジョンヒョク、キム・ユンジンの『6月の日記』が1日同時に上映されたのに続き、『タイフーン』、『青燕』、『王の男』など韓国の大作と、『キング・コング』、『ナルニア国物語』などのハリウッド映画の熾烈な競争が予想されているため。
12月に上映を控えている恋愛映画の顔触れもまた豪華である。ソン・ヒョナの露出シーンで話題になった『恋人』、ベストセラー小説を原作にしたチャ・テヒョン、ソン・ヘギョ主演の青春恋愛映画『波浪注意報』、ソン・イェジン、ソン・イルグクがイメージチェンジに挑戦した『作業の定石』等々。これらの作品がこの恋愛映画ブームを今後も継続して行くかに関心が集まっている。