韓国の2大美形スターともいえるチョン・ウソンとキム・レウォンが日本で“あおぞら”対決を繰り広げる。

 2人が思いがけず対決することになった理由は、チョン・ウソン主演映画『トンケ』とキム・レウォン主演の『…ing』(いずれも原題)が、『トンケの蒼い空』『アメノナカノ青空』という邦題で、それぞれ1カ月の期間を置いて日本で公開されるためだ。

 チョン・ウソン主演映画の原題『トンケ』(監督:クァク・キョンテク)は韓国語で「ノラ犬」を意味するが、日本語版では『トンケの蒼い空』というタイトルで今月12日に公開されている。少々頭は悪いが正義感あふれる青年による、無器用な青春を描いたこの映画のタイトルについて夕刊フジは「なかなか的を射た邦題だ」と評価している。

 また、チョン・ウソンがソン・イェジンと共演した映画『私の頭の中の消しゴム』(原題:同/監督:イ・ジェハン)が、日本ボックスオフィスで5週連続2位圏にランクインするなど高い人気を呼んでいる中、『トンケの―』に対する注目はさらに高まっている。日本の観客は2つの映画で見せるチョン・ウソンのまったく違った姿に強い関心を寄せている。

 一方、キム・レウォンとイム・スジョンによるハートウォーミングな映画『…ing』は、『アメノナカノ青空』という邦題で来月10日の公開に向け準備が進んでいる。不治の病に侵された女子高生とハンサムな彼氏、そして優しい母親が登場するこの映画『アメノ―』という邦題は、開いた傘の内側に描かれた青空を見上げてヒロインが喜ぶという、作品中の印象的なシーンに着眼したもの。

 キム・レウォンは『屋根裏のネコ』(原題:同/監督 脚本:イ・オニ)が日本で放送された後、韓流スターとして着実に人気を増しており、『四月の雪』(原題:「外出」/監督:ホ・ジノ)『私の頭の中の消しゴム』など韓国のラブストーリーが日本で脚光を浴びる中、映画公開を前に『アメノ―』に対する期待も高まっている。

 夕刊フジは「邦題が“あおぞら対決”となったのは偶然」としながらも「最近日本での公開本数が増えるなど、元気のいい韓国映画を象徴する話題」と結び、両俳優の場外対決を評価している。

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