メキシコ系米国人が韓国人女性と結婚、ソウルに定着して子どもを産んだら?

 ソウル・江南(カンナム)区・ハクトンロータリーに最近オープンした「カサ・ロカ」で食事をしたら、ふとそんな考えが頭をよぎった。この店は米国式メキシコ料理「Tex-Mex」を韓国人の好みに合わせたというのが売り。韓国人が食べた感想は・・・「無難」の一言に尽きる。

 従業員が人気メニューだと推薦してくれた「ハリスコ(jalisco、3万2900ウォン)」はエビ、貝、イカといった新鮮な海産物とブロッコリー、ジャガイモなどの野菜を熱々の鉄板に乗せ、甘辛いソースをたっぷりかけたもの。横に添えられている炒めご飯をこれらの魚介類や野菜と一緒に食べる。ソースの味は韓国人の好みによく合っている。しかしメキシコでこのような料理が本当にあるのかが疑問だ。「ビーフとチーズのファヒタ(beef & cheese fahita、3万900ウォン)」の牛肉は甘く下味がついており、その風味はプルコギを連想させる。韓国人の口に合うよう考慮した味付けだと思われる。スープをはじめ、ほとんどのメニューが辛いのも韓国人の好みに合わせた結果なのか・・・?

 店内はファミリーレストランのように広く快適で洗練されている。化学調味料や防腐剤、人口着色料は全く使用しておらず、すべての調味料は自家製。生ジュースとテキーラのカクテル「マルガリータ」(8900ウォン)は特に素晴らしい。デザートには「カラメルプディング」(4900ウォン)がお勧めだ。(02)541-5671

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