KBSが秋の再編の新番組として提供する『フォトドキュ』のインターネットホームページには、VODサービスがない。

 今月1日に放送された初回は、韓流スターペ・ヨンジュンに関する内容であったことから、多くの視聴者が関心を寄せているが、KBS側はホームページに「制作会社との制作権の関係で、インターネットのVODサービスは不可能」というメッセージを載せただけだ。

 外部制作会社のハブネット側は、「まだKBSおよびペ・ヨンジュン側と著作権および肖像権に対する権利関係が確定していない」と明らかにした。

 なぜこのような問題が起こったのか。

 同番組は、ペ・ヨンジュンのさまざまな写真資料や映画、ファンサイン会の映像で構成されている。KBSが制作費を出し、外部制作会社が番組を制作したとはいえ、番組で使われているペ・ヨンジュンの写真集、PR映像などの著作権はペ・ヨンジュン側にある。

 写真を提供した写真家たちにも権利がある。

 ペ・ヨンジュンの所属事務所BOFのヤン・グンファン理事は、「国営放送のKBS第1テレビで放送するものであり、産業的な目的は少ないと判断、インタビューと資料を提供した」とし、「万一、VODやDVDなどを作り、再販売する場合には、再度協議しなければならない」と話した。

 KBSチェ・ジョンウル外部制作チーム長は、「ドラマではない教養番組の場合、特に契約がなくてもテレビ局が放送権と同時に著作権を確保するという雰囲気だったが、最近は制作会社、俳優が権利を主張する傾向が強くなっている」と話した。

 スターの権利意識とパワーが強くなり、国内でも番組の2次販売に関する著作権問題がテレビ局と外部制作会社、芸能人の間の争点として急浮上するのは免れないようだ。

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