ソウル・論峴(ノンヒョン)洞のアミガホテルが今年5月にリニューアル、「インペリアル・パレスホテル(IMPERIAL　PALACE　HOTEL)」というゴージャスな名前と姿に大変身を遂げた。国内唯一の特種特1級ホテルだ。韓国の有名デザイナー、アンドレ・キムの服が似合いそうな豪華で華やかなヨーロッパ王室を連想させるインテリアだが、いたるところに「韓国」がちりばめられている。

　江南(カンナム)のマダムの間で口コミで広がっている2階のビュッフェレストラン「ファミリア」は、徹底した韓国料理戦略で、韓国人の好みに合わせた料理が多いのが特徴。

　浅漬けキムチ、クジョルパン(宮廷料理の一種)、ヘムルジョン(海産物の韓国風お好み焼き)などはもちろん、粉食(プンシク、軽食)の店で売っているようなチョルミョン(ゆで麺に辛くて甘酸っぱいソースをあえた軽食)、ジャージャー麺まで並んでいる。「韓国料理戦略」が一番感じられるのは「塩辛」。韓国の様々な塩辛が炊飯器の横に並んでいる。鉄板料理やパスタをその場で料理してくれるサービスもある。



　お腹が一杯になったら歌でも1曲歌いたい・・・と思うはず。このビュッフェを利用した顧客に限り、午後4時までホテル内のカラオケを無料で利用することができる。このカラオケのせいかどうかは定かではないが、江南一帯のマダムに人気があり、ランチの時間が近くなると、開店を待つ女性グループが目に付く。

ランチ4万9000ウォン、ディナー5万3000ウォン(税金含む)。
(02)3440-8090~2