俳優の金勝友(キム・スンウ)が『パイラン』の作家として知られるキム・ヘゴン監督の初演出作『会いたい顔』に主演し、撮影に突入した。

 この映画でキム・スンウが演じる役は母親が営む食堂兼居酒屋で配達の仕事をして未来に対する希望もなく日々を過ごすヨンウン。

 遊び人のように毎日を過ごす生活の中でも結婚する女と遊ぶ女を分けて会うなど、ずるい面も持っているが、忘れることが出来ない女性のために結局は熱い涙を流してしまう。

 こうしたダメ男のイメージはキム・ヘゴン監督が脚本を手がけ、ソン・ヘソン監督が演出した2001年の映画『パイラン』の主人公ガンジェを思い起こさせる。当時ガンジェを演じた崔岷植(チェ・ ミンシク)の熱演は観客に深い印象を残した。

 映画『甘い人生』で銃器の密売人として出演したキム・ヘゴン監督は、キム・スンウと同時期デビューのため注目を集めている。二人は1990年の映画『将軍の息子』で揃って映画デビューしている。

 キム・スンウの所属事務所ウェルメイド・エンタテインメントのソ・サンウク代表は「今までキム・スンウさんが演じたキャラクターとはまったく違い期待が大きい。キム・スンウさんも特別な覚悟で臨んでいる」と話した。

 一方、キム・スンウの相手役を務めるヒロインのヨンアには『鳥肌』『シングルス』『青燕』に主演したチャン・ジニョンがキャスティングされた。映画は26日に成功祈願を行い、本格的な撮影に突入した。公開は来年の上半期を目標にしている。

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