ナンパ系男女の駆け引きと恋愛を描いたロマンチックコメディー『作業の定石』(オ・ギファン監督、チョンオラム制作)の撮影現場が26日午後、ソウル蚕室(チャムシル)船着場で公開された。

 漢江(ハンガン)の土手にヘリコプターが離着陸するスケールの大きい撮影とあって、この日の現場公開には100人を超える取材陣が殺到した。

以下は一問一答。

ソン・イェジン「たくさんの方に来て頂いて感謝しています。劣悪な環境でカメラに収めようと努力する姿が素敵で感謝しています。ハン・ジウォンという役に決まり、今まで見せることが出来なかった愉快でコミカルな姿を披露できそうです。面白い映画になると思います」

ソン・イルグク「ミンジュンを演じるソン・イルグクです。建築設計士のミンジュンは100戦99勝1分けの勝率を誇るナンパ師です」

―実際に気になる人がいたらどうアプローチするか?

 ソン・イェジン「映画を撮りながらたくさんのことを学びました。女性は男性の前できれいに見せることが出来なくて努力することが決して悪いことだけではないと思いました。実際にはナンパという言葉よりは本当に好きな気持ちがあれば心が通じるかと思います」



―イメージチェンジに対する恐怖心のようなものがあるか?

ソン・イェジン「初めてシナリオをもらった時は笑いながら読みました。シナリオを読みながら私が演じるものとは思えませんでした。私ではない他の女優さんが演じても面白い映画になると思いましたが、時間が経つにつれ私が演じたらどうなるかなって思うようになりました。私が演じれば違った感じのロマンチックコメディーになると思いました。最初はプレッシャーよりも恐ろしさがありました。一度もやったことのないキャラクターだったので…。無理矢理笑わせようとしなくても、私がいること自体が可笑しいと思うので安心しています」

ソン・イルグク「シナリオもそうですが他の理由もあります。あるアンケート調査で私が最も健康的なイメージの俳優に選ばれていました。それでイメージチェンジがしたいと思うようになりました。監督が初めは随分と心配していましたが、うまく演じられているかどうか…」

―今回の映画のキャラクターと以前のキャラクター、どちらが自分に近いか?

ソン・イルグク「映画にすっかり溶け込んで自分でも知らないうちに違った面を発見していました。今はむしろ今回の映画に近いような気がします」

ソン・イェジン「女優であればすべての面を持っているようです。その中で何を表現するかが重要で、私にもここまでコミカルで無茶が出来る面があるようです。だから自分でも知らないうちに突拍子もないアイデアが浮かんできました。単純にその場を笑わせることよりもセンスが必要ですが私にはあったようです(笑)。どちらに近いかはよく分かりませんが、すべての面を持っているようです」



―こんなアプローチだったら恋に落ちるかもという部分はあったか?

ソン・イェジン「ミンジュンにお金がまったくなくて私のために雨の中を走って自分が持っている物を売ってプレゼントを買ってくれました。最初はジウォンも自分が一番だと思って天狗になっていましたが、そこまでやられると本気だということが分かります。多分その気持ちが心を動かすのだと思います」

ソン・イルグク「ミンジュンが料理を作ってあげるシーンがあります。男の立場それをされたら心が動くのかも知れませんが、女性の場合はどうしたらいいか分かりません。そういうのに鈍くて…」

―最後に一言。

ソン・イェジン「改めて来て下さった皆さんに感謝します。一生懸命やりたいと思います。多くの方が笑いの感動を感じることが出来る映画だと思います。私はこの映画を通じて女優のとしての幅を広げることが出来そうです。また違う姿になってスクリーンでお会いしましょう」

ソン・イルグク「イェジンさんのおっしゃる通りです。『作業の定石』をよろしくお願いします」

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