超大作映画『台風』(監督:クァク・ギョンテク、制作:チニンサフィルム、配給:CJエンターテイメント)が、「『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』、監督:カン・ジェギュ、制作:カン・ジェギュフィルム、配給:ショーボックス)の牙城に迫るかに関心が集まっている。

 今年12月15日に上映予定の『台風』は様々な点で『ブラザーフッド』と比較されている。

 まず、規模の面において『台風』と『ブラザーフッド』の双方とも150億ウォン前後の制作費が投入された超大作である上、忠武路(チュンムロ)で最高の有望株として注目されている張東健(チャン・ドンゴン)が出演したという点でも共通点がある。

 その上、当代のトップスターであるウォン・ビン(『ブラザーフッド』)とイ・ジョンジェ(『タイフーン』)がチャン・ドンゴンとツートップを組んだという点、カン・ジェギュ監督とクァク・キョンテク監督がそれぞれ骨太の男性ドラマを演出するのに秀でているという点で興味をそそる。

 その上、『ブラザーフッド』と『台風』は、忠武路でトップ争いを激烈に繰り広げているCJエンターテイメントとショーボックスのプライドをかけた作品であることから、『台風』の興行成績はあれこれと注目を浴びている。

 『台風』側は早くも、『ブラザーフッド』の興行記録を塗り替えるべく雰囲気作りに乗り出している。

 今月11日晩、釜山(プサン)・海雲台(ヘウンデ)のグランドホテルで開かれた「『台風』の夜」のイベントで、クァク・ギョンテク監督が、「『ブラザーフッド』を超える自信がある」と戦端を開くと、『ブラザーフッド』に出演したチャン・ドンゴンも、「正直自信がある。記録を塗り替えることができればと思う」とそれに応えた。

 新年早々二つの作品の明暗がどのように分かれるか、今から注目を集めている。

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