第62回ベネチア国際映画祭のクロージング作品に選ばれた韓国・香港の合作映画『Perhaps Love』(監督ピーター・チャン)に出演したチ・ジニ(池珍煕)が8日(以下韓国時間)、イタリアに向かい、すでにベネチアで好評を博しているイ・ヨンエ(李英愛)と合流した。

 イ・ヨンエが主演した『親切なグムジャさん』(監督パク・チャヌク)は試写会で異例の5分間におよぶスタンディングオベーションを受けた。それ以降、海外メディアの集中的なスポットライトを浴びて有力な作品賞、主演女優賞の候補に浮上した。

 ロイター通信は5日、「ベネチアが韓国の復讐映画を抱いた。ハリウッド俳優ジョージ・クルーニーの監督デビュー作『Good Night And Good Luck』と共に最も有力な金獅子賞候補に挙がっている」と伝えた。

 イ・ヨンエは6日までにレッドカーペットに登場し、会見も終えた状態だが、授賞式を念頭に置いて10日までベネチアに滞在する予定だ。

 「チャングムの恋人」チ・ジニは8日から12日までベネチアに滞在し、クロージング作品の上映や関連イベントに出席する。『Perhaps Love』は非コンペ部門に出品されたため授賞式とは関係ないが、チ・ジニはこの映画のプロデューサーであるアンドレ・モーガンの強力な推薦を受けてベネチア行きが決まった。

 アンドレ・モーガンは香港最大の配給会社「ゴールデンハーベスト」の責任者でハリウッドでも影響力が強い。このため今回の訪問でハリウッドのトップスターや制作者らとの対面が期待される。

 一方、中国メディアはイ・ヨンエに続きチ・ジニのベネチア行きにも大きな関心を寄せている。中国のポータルサイト「www.xinhuanet.com」などでは「『親切なグムジャさん』のイ・ヨンエに続き、チャングムの恋人チ・ジニも8日、ベネチアに向かう」と伝えた。

 二人が共演したドラマ『大長今』(日本タイトル『宮廷女官チャングムの誓い』)は台湾、香港、日本に続いて今月1日から湖南衛星テレビを通じて中国全土に放送され始め、再び人気を集めるものと予想される。

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