「もう日本で活動を始めてから1年になりました。多くの公演を通じて今では日本のステージにもすっかり慣れました」

 パク・ヨンハが22日、日本で「ロックの殿堂」として知られる武道館と28日には大阪城ホールで単独コンサートを開き、日本での活動の基盤を築き上げた。パク・ヨンハは武道館と大阪城ホールを埋め尽くした約1万人の熱心なファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

 パク・ヨンハはこれまでドラマ『冬のソナタ』のスターとして日本で広く知られるようになり、2枚のソロアルバム、シングル、カバーアルバムを短期間にリリースして韓流スターのトップに立った。二度のコンサートを成功させたパク・ヨンハに会って本人が思う韓流や今後の活動について聞いてみた。

―日本での生活はどうか?

 「一言で日本では監禁生活をしています。初めは歌のレッスンのために自ら外に出ないようにしていましたが、今はほとんどのスタッフが『ヨンハは外に出ることが嫌い』と思っているので何も言いません。自分ではロックやヒップホップのクラブに行ってみたいですが…。日本語を聞き取ることは出来ますが、まだ言葉で表現することは簡単ではありませんね」

―日本のファンの年令層は?

 「初めは中高年のファンが多かったですが、何度か公演をしているうちに徐々に年齢層が広がっているようです。特に娘と一緒に会場に訪れる親子ファンの方がかなり増えました」

―日本でもらった印象的なプレゼントは?

 「ラジオに出演した時にカレーが好きだと言ったら大勢のファンが1年かかっても食べきれないほどのカレーを送ってくれました。冗談で自動車が好きだと言ったらミニカーが沢山送られてきました。こうして頂いたプレゼントは幼児施設や老人ホームに寄付します」

―韓流に対する考えは?

 「正直言って私は韓流という言葉が好きではありません。この言葉は単に一時的なファッションやブームを意味しているのではないでしょうか。個人的に日本の韓国ブームはある程度定着したと思います。ただブームに便乗して無分別にどっと入って来るのは少し心配になります」

―今後は俳優として活動しないのか?

 「2002年に出演したKBSドラマ『Loving You』から3年間、演技から遠ざかっています。今まで『パク・ヨンハはソフト』というイメージがとても強くて変化が必要だと思っていました。常にこのことが気になってしばらく演技から遠ざかっていましたが、今は余裕が出来ました。常にきちんとしたドラマでなければならないと思っていましたが、これからはシチュエーション・コメディーやコミカルな役も演じてみたいです」

―武道館公演の感想は?

 「武道館は日本のアーティストにとって殿堂的な場所なだけにプレッシャーが少なくありませんでしたが、大きな失敗もなく終えることが出来て嬉しいです。 それと今回のコンサートでは韓国の曲一色のレパートリーから脱して日本のヒット曲やポップソングなどを披露できて非常に満足しています」

ホーム TOP