夏もそろそろ終わりに近づき、朝晩は涼しい風が吹くようになった今日この頃。観光公社が選定した「秋に行ってみたい場所」4か所を見て、一足先に秋を感じてみてはいかがだろう。

◇京畿(キョンギ)・驪州(ヨジュ)


 驪州は昔から質の良いコメと良質の陶磁器の生産地として有名なところ。南漢(ナムハン)江沿いの神勒(シンルク)寺や朝鮮時代の国母、明聖(ミョンソン)王后の生家、世宗(セジョン)大王(朝鮮時代の第4代目の王)陵もある。

 5月にオープンした山北(サンブク)面のヘヨリム植物園も一見の価値あり。四季のテーマにして構成された各種の樹木の中で山林浴を楽しみ、砂遊び場で童心に戻ってみるのもいいだろう。驪州郡庁・文化観光課☎031-887-2068

◇江原(カンウォン)・襄陽(ヤンヤン)



 襄陽郡・西面・五色(オセク)里にある南雪岳(ナムソラク)地区のフルリムコル。1985年に自然休息年制により登山路が閉鎖されていたが、昨年9月に開放された。

 フルリムコルからヨシム滝-トゥンソンデ‐シビ滝を経てチュジンコルに沿って五食ブンソまでのコースは開放から1年間、多くの登山客が訪れている。

 樹齢の古いモミの木林と滝、マンムルサンの秘境には、知らず知らずのうちにため息が出るだろう。襄陽郡庁・文化観光課☎033-670-2240

◇全羅(チョンラ)南道・珍島(チンド)


 珍島郡・鳥島(チョド)面には鳥の群れのように島が集まっている。154の韓国の面のうち、最も多くの島を持っているところだ。

 上鳥(サンジョ)島からトリ山の展望台に上ると多島(タド)海海上国立公園の海に真珠のように浮かんでいる島々を見ることができる。天気が良い日には済州(チェジュ)道の漢拏(ハッラ)山も見える。

 西南海は日の出と日没を鑑賞できることでも有名だ。珍島郡庁・観光振興課☎061-540-3219

◇慶尚(キョンサン)北道・聞慶(ムンギョン)


 遠い昔、ソンビ(学識のある人々)たちが科擧(クァゴ、役人の任用試験)を受けるため、漢陽(ハニャン)に向かう際、必ずここを通ったという。鬱蒼と茂った草の匂いをかいでいると、そんな昔を想像してみたくなる。

 渓谷を流れる川の音と鳥たちの声、昔のままの姿を残した道が都市のあちこちに散在している。

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