韓流スターの異例の人気に対する反発の強い台湾で、韓流ブームを素直に認めるべきだという報道が出て、関心を集めている。

 現在、台湾を訪問しているペ・ヨンジュンの関連記事を現地メディアが一斉に報じている中、台湾の東森新聞報は21日、「ペ・ヨンジュンが台湾を訪問した-韓国版の“台湾トルネード”」という見出しの記事で、このように主張した。

 同紙は韓国ドラマやペ・ヨンジュンが話題を集めていることに対し、「多くの人々は愛国心のレベルから、これをよくないことのように話し、国家的尊厳性を失うとか、マスコミによる操作だと主張したりする」と報じた。

 続いて、「しかし、国家の尊厳性が問題なら、トム・クルーズなどは忌避人物なのか。論争の必要はない。アジア各地ですべてのメディアが操作をしたというのか。絶対にあり得ない」と反駁し、韓流を素直に受け止めるべきだと強調した。

 同紙は「韓国ドラマの『大長今』(日本タイトル『宮廷女官チャングムの誓い』)、『冬のソナタ』などが人気を集めるなど、ここ数年間、韓流が台湾で善戦している」とした。

 また、「韓国政府は映像産業を育成しようと計画しており、時代劇などは一定水準を保っているため、容易に海外に販売される」としながら、台湾のエンターテインメント業界の発展を注文した。

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