NHKとの共同制作で話題を集めたオムニバス映画『わが青春に告ぐ』(キム・ヨンナム監督、エモーションピクチャーズ制作)が映画振興委員会の2005年共同制作映画制作支援作に選ばれた。

 映画振興委員会は29日、このように発表してこれにより『わが青春に告ぐ』は制作費のうちの3億ウォンを映画振興委員会から支援されることになると明らかにした。

 選定に参加したイ・グァンフン審査委員会長及び7人の審査委員は「3つのエピソードを互いに連結する複雑な構造を無理なく描いた」「韓国社会を象徴する人物たちを動感溢れるように描写している」と作品を高く評価した。

 3つのエピソードからなる『わが青春に告ぐ』はキム・テウをはじめ、キム・ヘナ、新人のイ・サンウが出演して現在、全羅道(チョルラド)などで撮影が行われている。

 映画は今年のカンヌ映画祭の新人監督育成プログラム「レジデンス・イン・パリ(The festival residence of Cannes film festival)」の最終予選に進出し、昨年の釜山(プサン)国際映画祭の新人監督発掘プロジェクト「NDIF」にも選定され、早くから期待を集めていた。

 すでに日本のNHKが約4億ウォンの投資を決め、これによって12月に開かれるNHKアジア・フィルム・フェスティバルで披露されることになる。

 洪尚秀(ホン・サンス)監督の映画『女は男の未来だ』で助監督を務めたキム・ヨンナム監督は、韓国総合芸術学校の映画科を卒業後、短編映画や写真などで頭角を現わした。

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