映画
映画界内紛が終結 火種は依然残る
感情的対立に終止符が打たれた。
俳優の崔岷植(チェ・ ミンシク)と宋康昊(ソン・ガンホ)が康祐碩(カン・ウソク)監督の謝罪を受け入れ、韓国映画界の内紛に発展しかけた今回の事態は劇的に終結した。
これまで康祐碩監督の発言を強く批判してきた崔岷植と宋康昊は6月30日午後、各メディアに送った「康祐碩監督の公開謝罪文に対する我々の立場」というタイトルの電子メールで「康祐碩監督の謝罪を受け入れる」と明らかにした。
二人の俳優と所属事務所の関係者が共同で作成した電子メールを通じてこれらは「康祐碩監督がメディアに送った謝罪文は、崔岷植と宋康昊、所属事務所関係者、映画ファンが受けた非常に大きな衝撃と失望感に襲われたすべての人々の気持ちを抑えるには十分ではない謝罪文だが、康祐碩監督が今回の事態の深刻性を遅ればせながらも語り、これを解決しようとする意志だと理解し、謝罪の言葉を受け入れることにした」と伝えた。
今回の騒動は先月23日、康祐碩監督が俳優の高額出演料や制作持分の要求などを批判する過程で、二人の俳優の実名を挙げたことに端を発している。
二人の俳優は同29日午前、記者会見を通じて康祐碩監督のメディアを通じた謝罪を強く求め、双方の対立は泥沼の様相を呈した。
しかし、同日午後10時に康祐碩監督がメディア各社に謝罪の電子メールを送ったことで和解の兆しが見え始めた。
その後、30日午後、二人の俳優が康監督の謝罪を受け入れることを明らかにして「内紛」は一段落した。
しかし、今回の対立が韓国映画界のシステム的問題から発生しただけに、まだ火種は残っているという指摘だ。
専門家らは「互いの是非を問う時ではない。こうした問題を提起した初心に戻り、韓国映画産業の構造改善のために話し合わなければならない。韓国映画制作家協会が提示した標準制作規約など、発展案に対する深い論議が今から始まらなければならない」と口を揃えた。