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『私の名前はキム・サムスン』が視聴率40%突破 サムスンブームに
キム・ソナ主演のMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』が29日、40.7%の全国視聴率(TNSメディアリサーチ調べ)を記録した。
昨年にはMBC『大長今』(日本タイトル『宮廷女官チャングムの誓い』)、SBS『パリの恋人』、KBS『愛情の条件』が視聴率40%を突破したが、今年に入り視聴率40%を超えたドラマは『私の名前はキム・サムスン』が初めて。
『私の名前はキム・サムスン』は29日、第9話の放送でユ・ヒジン(リョウォン)とヒョン・ジノン(ヒョンビン)のキスシーンとキム・サムスン(キム・ソナ)の落胆が描かれ、さらに視聴者を釘付けにした。
「サムスン人気」は特に20代後半から30代の女性たちの間で爆発的だ。ヒロインのサムスンを通じて自分自身を発見するといった共感のためだ。
サムスンのような外見コンプレックス、年齢コンプレックス、生活のストレスに悩まされたことのある女性は、多少の違いはあれど、ピュアなサムスンを通じて心理的、代理満足を得て、知らぬ間に彼女を心のヒロインとして受け入れ始めたのだ。
また素直で正直なサムスンは若い男性はもちろん、老若男女すべての世代から愛されるキャラクターでもある。
「サムスンとサムシクを愛する人々の集まり」の「3344」は、インターネット掲示板に既に数万件の激励のメッセージを残している。
分かりきったシンデレラーストーリーにマンガ的ファンタジーが多いという批判もあるが、『私の名前はキム・サムスン』のストーリーは確かに日常的な具体性と時代的トレンドを忠実に反映している。
スターキャスティングに頼った放送制作の現実で、ドラマが追求すべき模範的クリエイティブの典型を実践しているという評価だ。