子どもの頃、こんな無茶な想像をしたことはないだろうか?

 「自分が心から愛する人が死んだら、冷凍人間にして医療が発達したら蘇らせたい」

 この極めてマンガ的な想像力がドラマに移された。KBSが月、火曜日に放送した『ラブホリック』に続いて27日からスタートする『彼女が帰って来た』は、25年ぶりに冷凍人間から目覚めた女性を中心に起こる恋愛物語。

 家の反対を乗り越えて愛する人との結婚を控えていたソリョン(キム・ヒョジン)は結婚式前日の夜、突然心臓麻痺で倒れる。医大の教授で低温生物学博士の父(チョン・ウク)は命より大切な娘をいつか必ず蘇らそうと決心して娘を冷凍させる。

 その後25年が経ち、ソリョンは奇蹟のように再び目覚める。しかし、問題は記憶までは解凍されなかったこと。そんな時、彼女の前にミンジェ(キム・ナムジン)という男性が現れる。二人は急速に距離を縮めるが、ミンジェはソリョンが25年前に結婚しようとした男性ハロッ(キム・ジュスン)の息子であることが分かり、親子二代にわたって繰り返される運命的な愛を前にして混乱する。

 冷凍人間として時代を飛び越える女性、ソリョン役を演じるキム・ヒョジンは、 25年という歳月の変化を見せるために長いストレートの髪を切って当時のスタイルで登場する。ミンジェ役のキム・ナムジンはこれまでの暗いイメージから一転して困難も笑い飛ばしてしまう明るいキャラクターを演じる。

 この他にKT&GのCMで趙承祐(チョ・スンウ)のパートナーとして登場して 「踊る天使」というニックネームを得た新人のソ・ジエも出演する。

 ドラマのサウンドトラックにはJK キム・ドンウク、Maya、ソ・ヒョンスら実力派アーティストが参加する。Mayaは『月日が過ぎれば』(原曲チェ・ホソプ)を感覚的でソフトな歌声でカバーする。

 制作陣は「80年代風の古典的な愛と現代の率直、淡泊、溌剌な愛の両スタイルを冷凍人間という独特な設定で自然に描きたかった」と説明した。

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