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MTV KOREAの変身番組『ミッション・メイク・オーバー』スタート
いつものように飲み物を買いに近所のコンビニに立ち寄ったあなた。その時、陰に隠れていた何者かが、突然あなたに向かって突進して来てスポットライトを当てる。
音楽専門チャンネルMTV KOREAが23日から、毎週木曜日午後5時30分に放送する番組『MTV ミッション・メイク・オーバー』の一場面。これからコンビニへ行く時はテレビカメラを意識しなければならなそうだ。
制作陣はドリンクコーナーに隠しカメラを設置後、品物を買いに来た人の姿をモニターして対象者を選ぶ。選ばれた買い物客はファッションモデル、スタイリストなどのアドバイスを受け、24時間以内にヘアスタイルから衣装に至るまで、完璧な変身に挑戦することになる。
視聴者が応募するのではなく、制作陣がコンビニで待機して出演者を直接選ぶという点が今までとは一味違っている。特定のコンビニや収録日時も決まっていない完全無作為方式で選ばれる。
23日の初回放送分のターゲットは、ソウル市内・弘益(ホンイク)大学前のコンビニで選ばれたパク・ウネさん(23歳)。化粧気のない大人しい印象のパクさんは、清潭洞(チョンダムドン)のビューティショップでスタイルアーティストから自分に似合う髪形と化粧を施してもらい、恋人との約束場所に向かう。
同番組のキム・ヒョンジュンプロデューサーは「コンビニでターゲットを選ぶことにしたのは、老若男女を問わず多くの人が出入りする『人間展示場』のような場所のため。視聴者が簡単に真似ることが出来る最近のトレンドスタイルを提供したい」と説明した。
こうした「変身番組」はケーブル局を中心に高い人気を集めている。「変身番組」の元祖的存在、東亜(トンア)テレビの『挑戦!シンデレラ』は、現在約1万8000人の視聴者が自分の出番を待っている。
東亜テレビは同番組の人気を受けて1年前から一般視聴者がダイエットに挑戦する『ダイエットサバイバル』もスタートさせた。
同局のイ・ギョンソンプロデューサーは変身番組が脚光を浴びる理由について「メディアが身近な存在である新世代は、テレビ出演することに対して非常に積極的なだけでなく、専門家のアドバイスを受けて自分を変えたいという願望が強いから」と語った。